連日の救世主出現!安藤がプロ初完封!5連勝で竜と6差や
(セ・リーグ、横浜0-8阪神、20回戦、阪神16勝4敗、3日、横浜)熱投! 安藤!! 阪神・安藤優也投手(28)が5年目にしてプロ初完封勝利。中2日ながら5安打&8三振、134球の力投で、チームは1分けをはさんで、5連勝。巨人に敗れた中日とは「6差」となり、まさにミラクルの予感。前日の吉野に続く救世主の出現。さあ、次は誰だ!!
気迫で積み重ねた134球目。打球が赤星のグラブに収まると右の拳を握った。中2日でプロ初完封。苦い思い出が残るハマで、安藤が救世主となった。
「やっとできましたね。中盤まで先頭打者を出さずにいって、リズムに乗れた」
四回の3者連続三振など、奪った8Kはすべて直球。燃える材料はあった。その思いを右腕に乗せた。六回まで先発・三橋に許した1安打のみ。無死から連打を浴びた七回、先頭打者を出した九回はいずれも併殺で窮地を脱し、9個のゼロを並べた。
久保田の戦線離脱を受けて8月30、31日の中日戦(甲子園)でリリーフ登板。そして、この日を迎えた。フル稼働での出番。結果が出なくても、誰も責めない。逆に同情される。それがイヤだった。
「正直、疲れがないといったら嘘になる。でも、ここまできたら気持ちしかない。(救援陣を)なんとか、休ませたかった」
体の重さ。それと同時に友の存在も感じた。左手首に巻かれた迷彩柄のミサンガ。6月末に中継ぎに回った際、ウィリアムスから手渡されたブルペンの団結を示す象徴だ。
藤川はミサンガ、グラブ、胸の順番に右手で触れて投げる。安藤も、その儀式の持つ意味をわかっている。先発に戻ったが、「そう簡単には外せないよ」。久保田のリタイア。自分より疲労と戦う球児…。だから投げ抜いた。
5日間で3試合。計168球。それは悪夢に別れを告げる作業でもあった。8月10日の横浜スタジアムでの、あの誤審…。あれからチームは失速した。
呪われたハマで前日(2日)、同い年の吉野が復活を告げるプロ初セーブを挙げた。「そういうのもあったよ」。待っていたのは今季5勝目(3敗)。先発として5月13日のソフトバンク戦(ヤフーD)以来の白星に「長かった」。重い十字架から逃れた男は安堵の表情を浮かべた。
今季4度目の5連勝。中日はここ10試合を2勝7敗1分け。トラは5勝4敗1分けの歩みで、8月22日の時点で最大、「9」あったゲーム差は「6」に接近した。
「中2日やからな。本当にナイスピッチングや」
岡田監督が脱帽していた頃、安藤はお立ち台で、こう言っていた。「全部勝ちます」-。心なしか、目が潤んでいた。こんな“孝行息子”がいる限り、トラは死なない。
(サンケイスポーツ)より引用
ミサンガの編み方知ってますか?よいピッチャーとミサンガは関係があるのでは?と思ってしまう今日この頃。みなさんおはようございます。